車用コーティング剤やワックスは水回りに使えるか?

車のコーティング剤はシンクやトイレなどの水回りに使えるか?

【コーティング剤】車のコーティング剤はシンクやトイレなどの水回りに使えるか?

 車のワックスやコーティング剤、これらは水を弾くタイプがあり、「もしや家のシンクや風呂場の鏡にも使えるのではないか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
 実際、Youtubeでも「塗ってみた」という方もいらっしゃるくらいです。
 ここでは車のワックスやコーティング剤と家庭用コーティング剤の違いをまとめました。

 

家庭用のコーティング剤の成分と車用品の違い

 家庭用(屋内用)のコーティング剤はこちらにもまとめていますが、スプレータイプ(効果は1ヶ月程度)とガラスコーティング(効果は3年程度)があります。
 スプレータイプでは「ティポス 超撥水コーティング剤 弾き」などがありますが、成分は「荷電化処理水、変性シリコーン、フッ素樹脂、可溶化剤」となっています。コーティング成分はシリコンやフッ素樹脂となります。
 ガラスコーティングで有名なのは「シックスエフ」です。成分は「シリコンフッ素複合系樹脂」が主成分となっています。

 

 では、車のコーティング剤はどうでしょうか。
 Amazonで人気のコーティング剤を複数調べましたが、実は全成分が公開されているコーティング剤が見つかりませんでした。メーカーのHPにもコーティング剤の成分が記載されていないものもあります。表記としては「ガラスコーティング」や「シリコーン」「撥水ポリマー」などとなっています。
 似たようなものでワックスがありますが、こちらも全成分が分かるものはほとんどありませんが、SOFT99 00420は全成分が明記されており、「塗装成分」と「ワックス、シリコーンオイル、樹脂、超微粒子パウダー、石油系溶剤」となっています。
 また、ガラスコーティングで有名なガラコは「フッ素系撥水剤・酸・イソプロピルアルコール」となっています。

 

車のコーティング剤をシンクや風呂場に使えるか

【コーティング剤】車のコーティング剤をシンクや風呂場に使えるか

 以上のように、車のコーティング剤では成分が分からないものや、成分がそもそも家庭用でないものがほとんどです。ですから、車用品を家庭用に使うのは「危険」と言わざるを得ないでしょう。
 例えば、シンクに車用のコーティング剤を使った場合、跳ね上がったり、飛び跳ねたり、剥がれたコーティング剤が食器や食材について、口に含んでしまう可能性がゼロではありません
 また、風呂場でも成分が溶け出す可能性があるのは言うまでもありません。ガラコあたりは風呂場の鏡に使えそう、ということで使った人の口コミもありますが、「鱗・水垢」が張り付いてしまって取れなくなってしまった、という失敗談がありました。
 唯一使えそうな水回りが「トイレ」ですが、「酸」や「微粒子パウダー」が含まれていますから、変色の可能性がゼロとは言えません。おすすめできないのです。

 

家庭用コーティング剤は意外と安い

「車用のコーティング剤やワックスが残ってもったいないから家でも使おう」という場合、前述のように「失敗」する可能性が非常に高いです。
 家庭用のコーティング剤でも、スプレータイプの「弾き」あたりは800円弱で家中使えますから、車用で残ったコーティング剤を使うよりは、思い切って「弾き」あたりを購入した方が安心して使えると思います。